ちはやふる -下の句-の紹介：2016年日本映画。人気大爆発・競技かるた映画ちはやふる待望の続編「下の句」。高校生で競技かるた現クイーンに君臨する若宮詩暢。それを倒すために、千早は奮闘するが…。ちはやふるシリーズ3作目で完結編となる「結び」は2018年3月公開。
監督：小泉徳宏 出演：広瀬すず（綾瀬千早）、野村周平（真島太一）、真剣佑（綿谷新）、松岡茉優（若宮詩暢）ほか
映画「ちはやふる -下の句-」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ちはやふる -下の句-」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品情報・キャスト
ちはやふる -下の句-の予告編 動画
映画「ちはやふる -下の句-」解説
この解説記事には映画「ちはやふる -下の句-」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
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ちはやふる -下の句-のネタバレあらすじ：イメージや。
物語は、ちはやふる -上の句-から続きます。
「かるたはやらん」と言った新のことが心配になった、千早と太一は、福井へ行きます。そこで、新の心の拠り所だった祖父がなくなったことを知ります。かるたを続ける意味を喪失してしまった新に対し、「待ってる」と告げ、現クイーン・詩暢と戦う決意をメラメラと燃え上がらせます。左利きの「音がないかるた」をする詩暢との対戦を意識した千早は迷走。「自分が、詩暢を倒し、クイーンになれば、新はかるたに戻ってくる」という考えしか無くなってしまい、猪突猛進で太一の意見を突っぱねてしまいます。なかなかA級に上がれない太一は、新にアドバイスを貰いました。「試合の流れが悪くなった時、どうする？」乞うと、「イメージや。立ち上がって、かるたが一番楽しかった時のことを思い出すんや」と答えます。
ちはやふる -下の句-のネタバレあらすじ：何のため、かるたをやるか。
その頃、福井では、新の四十九日法要がありました。そこで現れたのは、新と小学時代から対戦していた詩暢でした。「冬眠から目覚めた途端に夏休みか」と、非常に冷たく当たりますが、干してあった『原宿限定おめかしダディベア』タオルを見て、狂喜しました。2人で弔いのかるたをするが、「やっててもつまらん」と言い放つ詩暢。そこで、新は、「何のためにかるたやってるん？」と聞くと、「自分のために決まってるやんと答えました」。千早はクイーン戦（個人戦）に没頭し、右利き用の全国大会。左利きの詩暢と、どちらも中途半端になってしまいます。休み時間に携帯で電話をする千早を見た太一は、「お前はチームに必要ない」と言いましたショックを受けた千早は足早に帰っていきます。原田先生に相談しに言った太一は、千早は太一と新が去った後、仲間を見つけられず、苦しんでいた事を告げ、千早がクイーン戦にこだわることに対し、「なんでかるたをやるのか、2人は考え始めているんだ」と言いました。太一もA級に上がりたい一心で、暴走していたことに、他の部員のお蔭で気づくことが出来ました。新からもらった「イメージ」を大事にし、見事大会で優勝。A級に上がります。北央学園でボロ負けする千早。なめてんのか。とエースの須藤に、『全国大会対策データ』を持って行けといいます。須藤は、「自分だけでかるたやってると思うなよ。お前は瑞沢かるた部、東京代表だろ。東京都の看板背負っていること、忘れるな」と言われた千早は、自分の考えが間違っていることに気づき、深々と礼をします。
ちはやふる -下の句-のネタバレあらすじ：全国大会in近江神宮。
8月19日。全国大会の日。場所は近江神宮。駒野は「捨て駒にしてくれ」と自ら名乗りを上げます。しかし、途中で千早が倒れてしまいました。申し訳ないと謝る千早でしたが、納得行くところまで出来た他の部員は、満足そうでした。その頃、新の携帯電話が修理から戻ってきました。大量の留守番メッセージを聞いた新は、翌朝、祖父の墓参りの時、「じいちゃん、行って来るでの。探したいんや、俺のかるた」と告げ、近江神宮まで馳せ参じます。団体戦の翌日は個人戦でした。そこで、原田先生は、「個人戦こそ、本当の団体戦だと思う」といいます。瑞沢高校のTシャツを着た駒野に付いて行く形で、D級の保育園の会場を見に行きました。そこには、もう一人同じTシャツの奏が居ました。A級の会場に移動した新は、原田先生と再会。「肉まん」こと、西田の個人戦の相手は、スノー丸のTシャツを着た（周りからはダサいと言われますが、千早だけはカワイイと言いいます）クイーンの詩暢でした。千早の次の対戦相手。それは、詩暢でした。千早は奏からダディベアのタオルを渡され、新が会場に来ていることを知ります。詩暢は、あまりの個人戦のレベルの低さに試合放棄をしようとして、制服に着替えていまいした。「団体戦は、かるたを好きじゃない人がやることや」という発言に対し、新が呼び止め、「チームでやるおも、案外悪か無いかもしれんよ」といったとこから、発奮された詩暢は、「団体戦なんて、お遊びやったって全員に言わせたるわ」と、個人戦に舞い戻ります。
ちはやふる -下の句-の結末：ちはやふる VS しのぶれど
千早のタオルを見た詩暢は、闘志を燃やし、圧倒的な強さを千早に見せ付けます。しかし、「イメージ」楽しかった時のことを思い出し、集中します。千早の方を太一が軽く叩き、西田、駒野、奏、宮内先生の姿を見て、「ひとりじゃない」とつぶやくと、「しのぶれど」（詩暢の得意札）を取ります。「ちはや」札は、太一も千早も死守しました。太一と千早はハイタッチしました。原田先生は、新に対し、「かるたをやる理由に、おじいちゃんの存在が大きかったのはわかる。でも、君がかるたをやる理由は、一つじゃなくてもいいだろう」と言い、新はその通りだと思います。17枚差の大敗を喫した千早。詩暢に対し、「またかるたしようね」と言うと、「いつ？いつや？」と詰問され、「クイーン戦で」と答えました。新は太一に、「別に、千早は誰のもんでもないよな」と言い、太一は、「忘れてねえよな。俺たち府中白波会は攻めかるただってこと」と答えます。新は、かるた復活宣言をします。
上の句の最初のシーンと対応するならば、3年後。かるた祭り名人位・クイーン戦で、千早は詩暢と対峙し、太一と新が戦っていました。西田、駒野、奏は応援して、エンドクレジット。（続編『ちはやふる －結び－』へ続く）